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上手に力を抜け

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「江上さん、走りすぎじゃないの。
少しは力の抜き方を覚えた方がいいよ」

私がちょうど45歳を過ぎた
タイミングの時、ある社長から
このように言われた。

二十代のうちは
仕事の基礎力を身につけながら
スキルを磨く。

三十代では、二十代でモノにした
スキルを使ってお金を稼ぐ

そして四十代になったら、
それなりの働き方に変えていく
必要があるというのだ。

「プレーヤーとして前線に立つ
ばかりでなく、マネジメントを
考えないとダメだよ。
自分ばかり走っていても、
組織としてよい仕事はできないよ」

とその社長は私に教えてくれた。

多くの四十代は
まだまだ自分が先頭に立って
稼がなければならないという気負いで
仕事に取り組んでいる人が多いように
見受けられる。

組織にいる人であれば、
部下に仕事を任せきれずに、
「やはり自分がやらなければ」
という思いから、
部下の仕事まで背負い込んでいる
人も。

しかし、よかれと思っているのは
本人だけで、逆に部下の専門知識
や技能を身につける機会を奪う
ことになっているかもしれない。

本人も、部下の仕事まで
抱えてしまうと、本来
自分がやるべき仕事にまで
時間がとれなくなる。

あるいは、両方頑張ろうとして
心身崩壊にもつながりかねない。

では何をすべきか

それは、一つは
ひとを育てるということ。

自分が培ってきた知識や経験
ノウハウを部下に伝え、
自分の代わりに現場での
仕事を任せられる人材を
育てる。

そして部下に任せられれば
頭脳を使う仕事に時間が
振り向けられ、戦略を考えたり
新商品のサービスやアイデアを
練る、組織運営やビジネスの
ネタ作りに注力できるようになる。

仕事を仕分けして
自分にしかできない仕事と
部下でも出来る仕事を区別し
後者は部下に任せ
上手に力を加減しながら
仕事に取り組むことで
より自分の能力を有効に使える。

いいアイデアや発想は
リラックスしたり旅行やスポーツなど
息抜きの時間に生まれることが多い。

自分ばかりが走るだけでなく
任せるところは任せ
上手に力を抜いて取り組むことで
自分も組織も成長できるのだ。

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